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スキャンダル(2003)
スキャンダル(2003)_c0059298_16211520.jpg18世紀末の、朝鮮王朝の時代。チョ・ウォンは、両班でありながら官職につくことを嫌い、書画を楽しみ、多くの女性と戯れる日々。そんな生活を送る理由は、いとこのチョ夫人の存在であった。二人は惹かれあいながらも結ばれることは無く、今はお互いが「恋は楽しむもの」と割り切り、男女関係を楽しんでいる。

ある日チョ夫人は、ウォンに賭けをしないかと持ちかける。子供の出来ないユ長官とチョ夫人。夫がついに側室を迎えることになり、腹立たく思っている彼女は、ウォンに側室となる小娘を妊娠させて欲しいと頼むのだが、
簡単すぎるゲームに気が乗らないウォンは、貞操を9年も守っている未亡人のヒヨンで賭けをしようと提案する。






まさかこの映画が日本で見られるとは思わなかったですよ~思えばこの時あたりから、韓国映画がどんどん入ってくるようになったような気もします。待ちきれなかったので韓国版を買い、必死で英語字幕と戦ったのもこれが最初でした・・・。

スキャンダル(2003)_c0059298_16263815.jpgチョ夫人。高慢で自信満々の彼女。かっこよかったですね~イ・ミスク女史。初恋の諦めから、彼女のゆがんだ愛情は、結局ウォンを追い詰め、死に至らしめる結果になってしまいます。ラストの逃亡シーンは、なんともいえない彼女の表情・・・素直になっていれば、こんなことにはならなかったはずなのに。ずっと愛していたのはウォンだけだったのに・・・風に飛ばされる花を追う彼女は哀れでした。凛としたたたずまいの夫人から、すべてを失い、去った人への愛を胸に逃げる女・・・さすがミスク女史。





スキャンダル(2003)_c0059298_16471287.jpgそして、ウォンの愛を受けることになったヒヨン。しばらくドヨンちゃんだと気づかなかったくらい、オーラを消しきった地味な女になっていました。会うこともなく亡くなった夫のために貞操を守るヒヨン。ウォンに対する自分の愛に気づき、そして・・・ウォンのもとへ旅立つヒヨン、悲しい最期です。
ヒヨンは、愛を胸に生きて行ってくれると思っていたので、赤いスカーフが悲しく湖に揺れるあのシーンは、かなりショックでした。ドヨンちゃんも確かこの結末には納得がいかなかったと雑誌で読んだ記憶があります。ヒヨンにはもっと強い女でいて欲しかったのかもしれません。


そして、チョ・ウォン。女優さん二人の演技に、完全に食われてしまった(爆)感は否めませんが、ヨンさんのウォンは、女遊びが激しいのにいやらしくなりすぎず、しかし責めるところは大胆に、しなやかに演じていたという印象でした。ラストの、海辺の落馬シーンは・・・泣かされました~(TT)。ベストのタイミングで降る雪と、涙。ここは本当に何度も見てしまった(泣)。チャグンノミが言うように、まさに「犬死に」なのですが、ウォンの死としてはこれ以上の状況は無いんじゃないかと思えます。自分の気持ちを偽り続けた結果なのだと。

エンドロールの最後に仕掛けがあり、女のしたたかさはいつの時代も・・・と思わされます。
やはりこの映画は、「女たちの」映画です・・・。

調度品の数々も、素晴らしかったです。この映画のために作られた家具や屏風。各地で展示会も行われましたが、残念ながら名古屋にはほんの一部しか来なくて、ああ~つくづく首都圏がうらやましぃ~っ。その後あの品々はどこへ行ってしまったんでしょうか・・・どこかへ行けば見られるのかしら。

チョン・ドヨン嬢。現在SBS「プラハの恋人」で、愛に素直に生きるかわいい女性を演じています。ドラマや映画によってまったく違う顔を見合える素晴らしい女優さんです。ただ、この「現代版スキャンダル写真(笑)」撮影では随分ヨンさんにくっついていたので、ファンからかなりクレームが(^^;)だって現代衣装のドヨンちゃん、色気大放出でしたも~ん(^^;)

ということで、映画のインタビューなおどなど宣伝の写真にしました。
この3人の写真、結構気に入ってるんです(^^)たじたじのヨンさんでしょ(笑)
by kayo124124 | 2005-10-18 16:49 | ☆映画
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のんびり主婦の日常と、大好き韓国ドラマ日記☆・・・・・・いらっしゃいませ~カコです♪ ドラマ記事最近少ないって?(^^;)

by kayo124124
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