一応「韓誰」に名前を挙げてますんで、そりゃあ字幕が付いたら見なくちゃね!おまけにこの笑顔ですよ?普通にコメディだと思うじゃないですか。(そんなもの持ってるし!)
しかーし、見事に私の守備範囲から離れていたんです・・・。でもせっかく見たんだから載せちゃう(無理やり)
エイリアンが地球を侵略しようとしていると思い込んでいるピョングは、会社社長のカン・マンシクがエイリアンのスパイだと思い込み、彼を誘拐してエイリアンの陰謀を明らかにしようとします。誘拐事件に警察が動き出し、犯人と事件が明らかになっていくのですが・・・。
普通にコメディだと思って見始めたのですが、エイリアンだと信じているカン社長に対する拷問の仕方が激しいし(!)、刑事(イ・ジェヨン。この人が解決すると思ってたんだけどな~)が尋ねてきたあたりから雲行きが怪しくなってきたんです。単なる「おかしい奴」ではなく、ピョングにはそう思わなければできないことがあったわけで・・・。若い刑事が明らかにした事実は・・・結構重いです。
個人的には、ピョングを手助けしているスニが、もう体型からして他人とは思えず(爆)リカちゃん好きの綱渡り、というキャラが最高です(^^;)一途にピョングを思う乙女心も泣かせますし・・・。何といってもこの映画の中で紅一点ですから~。
でもでも、ラストがね~そう来ますか(--;)ネタバレしたら面白くないので言えませんけれど・・・。真面目にぺク・ユンシク氏が演じてらっしゃるものですから、笑ってしまいますが、う~ん、笑い事でもないのでしょうか?風刺、ブラックコメディといった要素が濃い映画ですから・・・。
エンドロール、ピョングのこれまでの人生が流れます。私にはここが一番ツボでした。
父母との楽しい思い出、恋人との暖かい時間、スニとの出会い・・・彼も普通の青年だったのに。
数々の映画祭で評価されているわりには、興行的には不審に終わったのだそうです。
一般ウケするかどうかといわれたら・・・コメントできない・・・(--;)シン・ハギュンさんさえ出てなかったら多分私は見なかったかな~(^^;)