「四月の雪」を見に行きました。2回目です(^^;)1回目は席も前方で見にくかったので、今日は張り切って早めに「外出」。上映1時間前に着いてしまいました(張り切りすぎ?)
しかし、見るたびにつらく、重くなる映画だわ。今日は二人の心の動きが感じられ、疑問も少し解けたような気がします。
そして、待ち時間に「シナリオ対訳本」の封印を解いてしまいました。本当にガマンできないな私(^^;)
裏書に
「本書は、映画『四月の雪』のオリジナル脚本を翻訳したものです。撮影中および編集の過程において、変更、削除または追加になったシーンがあるため、完成した映画とは内容が異なる場合がございます。ご了承ください」
とあるように、
こんなん公開しちゃっていいんですかぁ~!?
というくらい、違うんですよこれが(^^;)
でも、この本を読むと、ホ・ジノ監督の、現場でセリフ変えたりシーンを加えたり、という撮影スタイルが見えてきます。セリフが同じ部分って、かなり少ないです。
それに・・・全部撮影したわけではないでしょうが、かなりの分量、そしてカットされたシーンの多いこと!普通の編集がどう行われるのかは知りませんけれど、かなり大胆な削除・・・。説明的な箇所は削られ、登場人物も極力抑えられ、多分その場で追加されたシーンもあり・・・。
理解の助けになるような、そんなシーンの数々、ではあります。目からうろこだったり、インスの悲しみと苦しみが倍増したり。
事故後のスジンの状態。
インスの部屋での行動。
インスの仕事場での様子。
インスとソヨンの、接近していくエピソードたち。
ベッドシーン(ソヨンは最初拒んでいたこと)。
別れの場面。
そしてラスト。
映画本編は「作品」として存在するわけで、このシナリオをこうしたオリジナルのまま(というか撮影前に出来上がったまま)で公開した意図はいかに・・・。何でも商売しちゃえってこと!?←一抹の不安(^^;)
ま、私のように、裏側というか、サイドストーリーモノが好きな人にはたまらないです。カットシーン妄想しちゃいますから(^^;)ただ、それを映画本編に溶け込ませてしまい、自分の中でそれを「四月の雪」と認識してしまう危険性を感じます。
編集され、映画館で出会う作品が「四月の雪」であって、シナリオは製作途中のものなのですから。
ああ~本編語るまでいかなかった~(^^;)また後日しつこく吠えることもあるカモカモ。